mtDNA 調節領域の塩基配列により推定されたキンメダイの集団構造

  • 柳本 卓
    国立研究開発法人水産総合研究センター中央水産研究所
  • 酒井 猛
    国立研究開発法人水産総合研究センター 西海区水産研究所
  • 越智 洋介
    国立研究開発法人水産総合研究センター 水産工学研究所
  • 蛯名 儀富
    国立研究開発法人水産総合研究センター 開発調査センター
  • 藤野 忠敬
    国際協力機構

書誌事項

タイトル別名
  • Population structure of alfonsin <i>Beryx splendens</i> inferred from nucleotide sequences of the mitochondrial control region
  • mtDNA チョウセツ リョウイキ ノ エンキ ハイレツ ニ ヨリ スイテイ サレタ キンメダイ ノ シュウダン コウゾウ

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抄録

キンメダイは世界中の温帯亜熱帯域の水深 300-1300 m に生息し,底魚漁業において重要な魚種の一つである。しかし,キンメダイの集団構造の詳細は明らかになっていない。北太平洋 4 地点,南インド洋 3 地点,北大西洋 1 地点から集めたキンメダイについて,mtDNA の調節領域の塩基配列分析を行い,集団間に遺伝的な差異があるか調べた。それぞれの大洋内において集団間に差はなかったが,大洋間で差があった。このことから,大洋ごとに一つの大きな集団を形成していると推測された。<br>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 81 (6), 958-963, 2015

    公益社団法人 日本水産学会

被引用文献 (2)*注記

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