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- 保坂 俊太郎
- 東レ株式会社基礎研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Contact Lens
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抄録
コンタクトレンズを使用する場合, 生理学的にとくに問題になるのは, 酸素など, 角膜が必要とする物質の供給である. 酸素は, 通常, 瞬目に伴い涙液が角膜とコンタクトレンズの間に出入することにより供給されているが, 睡眠中はその動きが少なくなるので就寝前にコンタクトレンズを取りはずさなければならない. それはハイドロゲルを材料とするソフトコンタクトレンズにおいても同様であるが, とくに含水率が高くて薄いレンズであれば, 睡眠中も連続して装用することができる. ソフトコンタクトレンズは装用感が良いので広く使用されるようになったが, 使用中に除去困難な汚れが付着することが問題になっている. またソフトコンタクトレンズは, 屈折異常眼に対する視力矯正という元来の目的の他に, 角膜を保護するbandageとして, または眼i薬を徐放化する目的で, 種々の眼疾患の治療分野にも応用されつつある.
収録刊行物
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- 膜
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膜 4 (3), 155-165, 1979
日本膜学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206422396928
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- NII論文ID
- 130001440696
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- NII書誌ID
- AN0023215X
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- ISSN
- 18846440
- 03851036
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- NDL書誌ID
- 2053281
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可