腹腔鏡下に修復したS 状結腸間膜内ヘルニアの1 例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Intramesosigmoid Hernia Treated by Laparoscopic Surgery
  • 症例報告 腹腔鏡下に修復したS状結腸間膜内ヘルニアの1例
  • ショウレイ ホウコク フククウキョウ カ ニ シュウフク シタ Sジョウ ケッチョウ カンマク ナイ ヘルニア ノ 1レイ

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抄録

症例は64 歳,女性.腹痛と嘔吐を主訴に近医を受診し,イレウスの診断で保存的加療を行っていたが軽快せず,外科的加療が考慮され当院へ紹介入院となった.イレウス管を挿入し,小腸造影と腹部造影CT を行ったところ,S 状結腸間膜内ヘルニアによるイレウスが疑われたため,第9 病日に腹腔鏡下イレウス修復術を施行した.術中所見は,S 状結腸腸間膜左葉に小腸が約10 cm 嵌入しており,嵌入した小腸を5 cm 切除した後,ヘルニア門を縫合閉鎖し手術を終了した.術後経過は良好で,第19 病日に退院となった.今回われわれは,腹腔鏡下に修復したS 状結腸間膜内ヘルニアの1 例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

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参考文献 (4)*注記

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