特発性肺線維症:診断と治療の進歩  I.診断と病態  3.疫学と危険因子

書誌事項

タイトル別名
  • エキガク ト キケン インシ
  • [Idiopathic pulmonary fibrosis: epidemiology and risk factors].

この論文をさがす

説明

特発性肺線維症(IPF)は慢性進行性疾患で,有効な治療法のない,原因不明の肺疾患である.その予後は肺癌などの悪性腫瘍にも匹敵するほど不良である.発症リスクとして,加齢,喫煙を含めた肺への種々の吸入性負荷などが指摘されている.また,家族性間質性肺炎に関する遺伝的研究が進展し,発症メカニズムに新たな視点がもたらされている.現在,遺伝子・環境相互作用(gene-environment interaction)という観点からの間質性肺炎発症メカニズムの解明と,それに基づく新しい治療法の開発が切望されている.

収録刊行物

参考文献 (11)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ