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  • Present state and countermeasures for home dialytic therapy.

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在宅血液透析は国際的に見て1980年代に一定の普及を見たが, CAPDが増加する一方で1990年代には減少を示した. CAPDに比べて操作が煩雑であること,介助者にも過重な負担がかかることなどが減少の理由と考えられる.しかし,近年連日在宅血液透析が注目を集めている.間欠治療の場合,治療開始初期の代謝物血中濃度の高い時間に頻回に除去することが効率向上と長時間治療に伴う臨床症状の減少に繋がるからである.連日に及ぶ治療は患者にとり煩雑であり,ブラッド・アクセスへの影響も否定できない.穿刺を必要としない安全な外シャントの開発や,使用透析機器の簡便化(自動化),そして透析中の事故を未然に防止するシステムの付加などの技術的改良が,連日透析であれ,従来の透析法であれ在宅血液透析の普及のために今後もなされるべきであろう.

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