3.びまん性大細胞型B細胞リンパ腫

  • 新津 望
    埼玉医科大学国際医療センター造血器腫瘍科

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タイトル別名
  • 3. Diffuse Large B-cell Lymphoma
  • びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
  • ビマンセイ ダイ サイボウガタ B サイボウ リンパシュ

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抄録

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(diffuse large B-cell lymphoma;DLBCL)は,細胞形態や生物学的特性がさまざまな「不均一な集団」である.DLBCLの治療は,リツキシマブの導入により大きく変化し,高齢者DLBCLに対しリツキシマブ併用CHOP療法がCHOP療法の生存割合を大きく上回ったと報告されて以来標準治療が大きく変化している.しかし,若年者DLBCLに対してはリツキシマブを化学療法に併用することにより治療成績の改善は見られたが,約半数の症例しか長期生存が期待できず,未だ標準治療は確立していない.今後,病態やリスクに応じた更なる治療体系の確立が望まれる.<br>

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参考文献 (17)*注記

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