脳幹に変性を伴なつた細網肉腫症の1例

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タイトル別名
  • A CASE OF RETICULUM-CELL SARCOMA ASSOCIATED WITH DEGENERATION IN BRAINSTEM
  • ノウカン ニ ヘンセイ オ トモナッタ サイモウ ニクシュショウ ノ 1レイ

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説明

悪性腫瘍は時に転移や直接の浸潤なしに,種々の中枢または末梢神経系障害を起こし,癌性ニユーロパチーとよばれている.54才の細網肉腫症の末期に頭痛,項部強直,錯乱,傾眠,眼球振盪,手指の振顫などの多彩な神経症状を呈した症例を経験した.剖検の結果,両側中心灰白質および脳橋に斑状変性巣を認め,網内系腫瘍に時にみられる進行性多巣性白質脳症の初期と考えられる所見を確かめた.

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