チラージンS<sup>®</sup>錠の添加物によって発症したと考えられた薬物性肝障害の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Rare Case of Drug Induced Liver Damage by Suspected Additive of Thyradin
  • 今月の症例 チラージンS錠の添加物によって発症したと考えられた薬物性肝障害の1例
  • コンゲツ ノ ショウレイ チラージン Sジョウ ノ テンカブツ ニ ヨッテ ハッショウ シタ ト カンガエラレタ ヤクブツセイ カン ショウガイ ノ 1レイ

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抄録

症例は65歳,女性.腺腫様甲状腺腫にて甲状腺亜全摘出術後から,チラージンS®錠の内服を継続し,経過中に肝障害を発症した.各種肝炎ウィルス等は陰性で,画像所見は異常所見なく,リンパ球刺激試験も陰性であった.肝生検の結果は,薬物性肝障害に矛盾しない所見であった.乾燥甲状腺末に内服を変更したところ,肝障害は軽快したことから,肝障害の原因としてチラージンS®錠の添加物が考えられた.注意喚起も含め報告する.<br>

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