書誌事項
- タイトル別名
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- ACUTE POLYNEURITIS WITH CARDIAC ENLARGEMENT AND SEVER EDEMA. EPIDEMIOLGICAL STUDY AND VITAMIN B<sub>1</sub> DEFICIENCY AS ITS PATHOGENESIS
- ココロ カクダイ コウド フシュ オ トモナッタ キュウセイ タハツセイ シン
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説明
最近多発した浮腫を伴う急性多発性神経炎25例につき,発生頻度ならびに成因について検討した.年次別にみると昭和48年以後年ごとに多発する傾向があり,春から初秋にかけて発症することが多く,とくに若年男性に多い.食事は全例白米食で,強化米はなく,インスタント食品の多食,高糖質,低VB1の清凉飲料水の多飲が目立つた.又発症時激しい運動をしているものが多かつた.詳細に検討した2症例において血中B1濃度はやや低値,乳酸,ピルビン酸濃度はやや高値,平日ならびにB1負荷時の尿中B1排泄量は明らかな低値を示した.さらにB1投与が特異的に症状改善をもたらす所などから,本症が脚気neuropathyであることを明らかにした.末梢神経は軸索変性を示し,とくに初期には特異な管状構造物が軸索内に多数出現した.有髄線維に比し,無髄線維の変化は軽度であつた.最近脚気が増加し始めたことは,本邦栄養食品に何らかの欠陥が生じ始めたことを示すものである.
収録刊行物
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- 日本内科学会雑誌
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日本内科学会雑誌 65 (3), 256-262, 1976
一般社団法人 日本内科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206447682560
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- NII論文ID
- 130000889987
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- NII書誌ID
- AN00195836
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- ISSN
- 18832083
- 00215384
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- NDL書誌ID
- 1703265
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- PubMed
- 135035
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可