3.急性前骨髄球性白血病の治療

  • 清井 仁
    名古屋大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学

書誌事項

タイトル別名
  • 3. Treatment for Acute Promyelocytic Leukemia
  • 急性前骨髄球性白血病の治療
  • キュウセイ ゼン コツズイキュウセイ ハッケツビョウ ノ チリョウ

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抄録

急性前骨髄球性白血病は前骨髄球の腫瘍性増殖を特徴とする急性骨髄性白血病の一病型である.ほぼ全例に線溶系の亢進を特徴とする播種性血管内凝固症候群を合併し,脳出血などの致死的な出血症状を来す危険性が高いことから,迅速かつ適切な診断,治療が求められる疾患である.一方,本疾患においては全トランス型レチノイン酸(ATRA)や亜ヒ酸などの選択的治療薬と抗がん薬との併用により,急性白血病の中で最も高い治療効果が期待できる.

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