尿酸代謝からみた心腎連関

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タイトル別名
  • Role of Hyperuricemia in Cardiorenal Syndrome
  • 医学と医療の最前線 尿酸代謝からみた心腎連関
  • イガク ト イリョウ ノ サイゼンセン ニョウサン タイシャ カラ ミタ シンジンレンカン

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抄録

心腎連関とは,通常,1つの臓器における急性または慢性の機能不全が,他の臓器の急性または慢性の機能不全を引き起こす,心臓と腎臓の病態生理的な障害として定義されている.本稿では主に高尿酸血症と4型の心腎連関{慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)が慢性の心機能障害を起こす型}の関連について述べる.高尿酸血症は高血圧・CKDと密接に関連することが知られており,この機序として内皮細胞障害,レニン・アンジオテンシン系の亢進が重要な役割を担っている.さらに高尿酸血症は心血管疾患(cardiovascular disease:CVD)とも関連しており,この関連機序としては,高尿酸血症による,1)内皮細胞障害機序,2)メタボリックシンドロームを介する機序,3)CKDを介する(心腎連関)機序などが考えられている.

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参考文献 (23)*注記

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