4.アスピリン喘息(NSAIDs過敏喘息)

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タイトル別名
  • 4. Aspirin-exacerbated Respiratory Disease (AERD)
  • アスピリン喘息(NSAIDs過敏喘息)
  • アスピリン ゼンソク(NSAIDs カビン ゼンソク)
  • [Aspirin-exacerbated respiratory disease (AERD)]

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抄録

・アスピリンに対するアレルギーではなく,COX1阻害作用を持つNSAIDsにより,強い気道症状を呈する不耐症であるが,選択的COX2阻害薬は安全に使用できる.・成人喘息の約5~10%を占め,男女比は1:2で小児ではまれである.・ほとんどの症例で好酸球性鼻茸を合併し,近年では好酸球性中耳炎や胃腸症,異型狭心症の合併が増加している.・通常のアレルギー学的検査では診断不能で,問診(NSAIDs使用歴,嗅覚低下,鼻茸手術歴の確認)が重要であり,確定診断には内服試験が必要である.・静注用ステロイドの急速静注は禁忌であり,NSAIDs誘発時にはエピネフリンが奏効する.

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