II.褐色細胞腫クリーゼ

  • 立木 美香
    国立病院機構京都医療センター内分泌代謝内科
  • 成瀬 光栄
    国立病院機構京都医療センター内分泌代謝高血圧研究部

書誌事項

タイトル別名
  • II. Pheochromocytoma Crisis
  • 褐色細胞腫クリーゼ
  • カッショク サイボウ シュ クリーゼ

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説明

<p>褐色細胞腫からの急激なカテコールアミン分泌により,著明な高血圧,全身症状,標的臓器障害を呈する病態を褐色細胞腫クリーゼと称する.様々な刺激が誘因となって発症するもので,予後は不良であることから,早期の診断と適切な治療が必須である.カテコールアミン,代謝産物の過剰および画像診断による腫瘍の確認で診断する.α遮断薬フェントールアミンの静脈内投与後,点滴静注を継続し,血圧が安定したら選択的α1遮断薬の経口投与を行う.安定期には所定の準備期間を経て腫瘍の手術的摘出を行う.</p>

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