VIII.CKD-MBDを意識した保存期腎不全患者のリン管理

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  • 濱野 高行
    大阪大学大学院医学系研究科腎疾患統合医療学

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タイトル別名
  • VIII. How to Manage Serum Phosphate Levels in Predialysis Patients with CKD in the Paradigm of CKD-MBD

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説明

<p>CKD-MBD(chronic kidney disease-mineral and bone disorder)の3要素,検査値異常,骨代謝異常,異所性石灰化のどれもが保存期に始まる.特に糖尿病では血管石灰化が保存期でも進展している.検査値異常に関しては,日本人では二次性副甲状腺機能亢進症の頻度は高いが,欧米人に比しリン値は低い.しかし,透析導入直前には高リン血症の頻度は高い.正常範囲の血清リン値に介入する必要はないが,高値になれば食事療法,それでも無理ならリン吸着薬は必要になる.保存期における尿中Ca排泄はほぼゼロであるため,Ca非含有リン吸着薬が推奨される.</p>

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