肺野に両側性多発性腫瘤影を呈した後,歯性感染症が疑われた難治性膿胸の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Refractory Empyema Suspected of Odontogenic Infection after Bilateral Multifocal Tumor Shadows were Shown
  • 今月の症例 肺野に両側性多発性腫瘤影を呈した後,歯性感染症が疑われた難治性膿胸の1例
  • コンゲツ ノ ショウレイ ハイノ ニ リョウソクセイ タハツセイ シュリュウエイ オ テイシタ アト,ハ セイ カンセンショウ ガ ウタガワレタ ナンチセイ ノウキョウ ノ 1レイ

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抄録

歯性感染症が原因で,全身性疾患に進展することは広く知られているが,特に呼吸器感染症は歯性感染症と密接な関連があるといえる.今回,当初は炎症所見に乏しく転移性肺腫瘍を疑ったが,数日の経過で急性膿胸に進展し,その後難治性膿胸に至った.難治性膿胸に至った原因として,歯性感染症のコントロールが不十分であったことが示唆され,呼吸器感染症と歯性感染症の密接な関係を再認する1例を経験したので報告する.

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