NSIPとして加療中に,筋炎症状を伴い増悪した1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Myositis Occurring and Getting Worse during the Treatment for NSIP
  • 今月の症例 NSIPとして加療中に,筋炎症状を伴い増悪した1例
  • コンゲツ ノ ショウレイ NSIP ト シテ カリョウ チュウ ニ,キンエン ショウジョウ オ トモナイ ゾウアク シタ 1レイ

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説明

症例は68歳,男性.労作時呼吸困難と咳嗽を主訴に来院し,気管支鏡検査施行し,BALでリンパ球比率の増多と胸部CT画像を併せて非特異性間質性肺炎(nonspecific interstitial pneumonia:NSIP)と判断し,副腎皮質ステロイドと免疫抑制剤を投与した.その後,状態が不安定であったため,VATS施行し,fibrotic NSIPとの診断を得た.そのままの治療を継続したが,症状増悪とともに筋炎症状が発現した.同時期の抗体検査の結果から抗ARS抗体症候群(anti-synthetase syndrome:ASS)との診断に至り,ステロイドを増量し加療したところ改善を認めた.

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参考文献 (1)*注記

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