3.輸入真菌症の現状と対策

  • 渡辺 哲
    千葉大学真菌医学研究センター臨床感染症分野
  • 亀井 克彦
    千葉大学真菌医学研究センター臨床感染症分野

書誌事項

タイトル別名
  • 3. Current Status and Management of Imported Mycoses
  • 輸入真菌症の現状と対策
  • ユニュウ シンキンショウ ノ ゲンジョウ ト タイサク

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抄録

輸入真菌症の症例数は増加している.特にヒストプラズマ症,コクシジオイデス症の増加が顕著であるが,マルネッフェイ型ペニシリウム症の漸増にも留意すべきである.一般的な深在性真菌症とは異なり,輸入真菌症の原因菌には感染力の極めて強いものが多く,健常な旅行者でも感染し得る.同じ理由から一般医療機関での培養検査は行うべきではない.流行地域からの帰国者,入国者の診察の際には本症を鑑別疾患に挙げる必要がある.

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