書誌事項
- タイトル別名
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- IV. Obseity, Diabetes and Gut Microbiota
- 肥満・糖尿病と腸内細菌
- ヒマン ・ トウニョウビョウ ト チョウ ナイ サイキン
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抄録
腸内細菌はエネルギー吸収,腸管免疫など種々の生物学的機能を有する共片生物であり,宿主の代謝や免疫に多大な影響を及ぼす.腸内細菌叢の乱れ(dysbiosis)により短鎖脂肪酸の合成が低下し,腸上皮バリアが破綻,lipopolysaccharide(LPS)の血中への移行を介して全身の慢性炎症が惹起され,肥満・2型糖尿病を発症する.dysbiosisは腸管免疫寛容を破綻させ,1型糖尿病の発症にも関与する可能性がある.治療応用につながるさらなる病態解明が期待されている.
収録刊行物
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- 日本内科学会雑誌
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日本内科学会雑誌 104 (1), 57-65, 2015
一般社団法人 日本内科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206450281600
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- NII論文ID
- 130005118436
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- NII書誌ID
- AN00195836
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- ISSN
- 18832083
- 00215384
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- NDL書誌ID
- 026035942
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可