Molecular mechanism of the borrelial proteins at interface with host and vector tick interactions

  • FUKUNAGA Masahito
    Laboratory of Molecular Microbiology, Faculty of Pharmacy and Pharmaceutical Sciences, Fukuyama University
  • TABUCHI Norihiko
    Laboratory of Molecular Microbiology, Faculty of Pharmacy and Pharmaceutical Sciences, Fukuyama University

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Other Title
  • ボレリアと宿主,媒介動物のインターフェイスにおける発現調節
  • ボレリア ト ヤドヌシ バイカイ ドウブツ ノ インターフェイス ニ オケル ハツゲン チョウセツ

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Abstract

ライム病(Lyme disease)は,野ネズミやシカ,野鳥などを保菌動物とし,マダニによって媒介されるスピロヘータの一種,ボレリアBorrelia感染によって引き起こされる人獣共通感染症のひとつである。一方,回帰熱(relapsing fever)は,齧歯類や鳥類等を保菌動物とし,ヒメダニ科のダニやシラミによって媒介されるボレリア感染症で,アメリカ大陸,アフリカ,中東や欧州で患者の発生が報告されている。近年のボレリア研究の進展はめざましく,特にライム病ボレリアでは遺伝子組換え用ベクターが開発されたことから遺伝子欠損株が作成されて,ボレリアライフサイクル中における特異的発現タンパク質の機能解析が可能となってきた。現在ではボレリアの宿主への感染成立のためのボレリアタンパク質―宿主側結合因子や媒介ベクターへのボレリア定着因子など,ボレリアと宿主,ボレリアと媒介ダニのインターフェイスにおける発現タンパク質の同定に注目が集まっている。<br>

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