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- IWASHINA Tsukasa
- Director, Department of Botany and Tsukuba Botanical Garden, National Museum of Nature and Science
Bibliographic Information
- Other Title
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- 生物の多様性とこれからの社会
- 環境問題と表面科学(8)生物の多様性とこれからの社会
- カンキョウ モンダイ ト ヒョウメン カガク(8)セイブツ ノ タヨウセイ ト コレカラ ノ シャカイ
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Abstract
地球上には約500万~3000万種の生物が生存している。日本には植物だけでも7451種の陸上植物(5016種の被子植物,46種の裸子植物,623種のシダ植物,そして1766種のコケ植物)が生育している。しかしながら,それらの1/4は絶滅危惧植物に指定されており,その原因は大きく2つに分ける事ができる。1) 蛇紋岩地などの特殊な環境に生息し,もともとの個体数が少ない種と,2) 本来は多く生育していたが,人間によってその減少がもたらされた絶滅危惧種である。たいていの植物の減少は2)の人類による環境の破壊によってもたらされたが,一方,その修復をできるのも人類だけである。「生物の多様性とこれからの社会」はどうあるべきか,今後,我々人類が考えていかなければならない大きな命題である。
Journal
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- Hyomen Kagaku
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Hyomen Kagaku 36 (8), 430-432, 2015
The Surface Science Society of Japan
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206458228864
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- NII Article ID
- 130005093817
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- NII Book ID
- AN00334149
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- ISSN
- 18814743
- 03885321
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- NDL BIB ID
- 026681214
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed