書誌事項
- タイトル別名
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- Remote sensing of permafrost and the active layer
- エイキュウ トウド ト カツドウソウ ノ リモート センシング
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説明
凍土に関わるリモートセンシングの研究をレビューした.凍土は生態系と密接な関係がある.凍土一生態系システムは大気との熱・水収支および温室効果ガス収支に関わっている.永久凍土地帯で予想されている温暖化とそのフィードバックを考えると,凍土の変化の広域把握はますます重要性を増す.凍土はたいていの場合,上空から直接見ることはできない.マイクロ波のPバンド(周波数320MHz,波長0.9m)を用いてもせいぜい土中1mの深さまでの情報しか得ることができない.こうした意味で,凍土のリモートセンシングは限られたものであるという見方もあろう.しかし別の見方をすれば,それは,凍土と密接な関係のある1)凍土上の生態系のリモートセンシング,2)地表面の凍結融解のリモートセンシング,3)凍土上部もしくは活動層のリモートセンシング,4)融解湖のリモートセンシング,5)マイクロ波リモートセンシングと地中レーダの統合,6)リモートセンシングを基礎にした地理情報システムによる総合的な解析,から成る広範で学際的な研究分野であると言える.
収録刊行物
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- 雪氷
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雪氷 69 (2), 221-228, 2007
公益社団法人 日本雪氷学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206460237568
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- NII論文ID
- 130000911112
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- NII書誌ID
- AN00131221
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- ISSN
- 18836267
- 03731006
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- NDL書誌ID
- 8779178
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可