看護師が16時間夜勤中の3つの異なる時刻にとる仮眠の尿中6-スルファトキシメラトニン分泌量

DOI Web Site オープンアクセス
  • 佐々木 司
    公益財団法人 大原記念労働科学研究所 研究部
  • 山野 優子
    昭和大学 医学部 衛生学講座
  • 松元 俊
    公益財団法人 大原記念労働科学研究所 研究部

書誌事項

タイトル別名
  • Levels of urinary 6-sulphatoximelatonin on three different timings of planned naps taken by hospital nurses during double 8-hour night shifts
  • カンゴシ ガ 16ジカン ヤキン チュウ ノ 3ツ ノ コトナル ジコク ニ トル カミン ノ ニョウチュウ 6-スルファトキシメラトニン ブンピリョウ

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抄録

<p>16時間2交代で勤務する看護師134名を対象にして,夜勤時の3つの時刻帯に取られる仮眠中の尿中6-スルファトキシメラトニン分泌量(aMT6s)を比較した。また統制条件として日勤-日勤間の夜間睡眠尿も採取した。仮眠時刻条件の尿は,仮眠を交代で取っていた前半(23:15-01:22),中半(01:20-03:23),後半(03:26-05:21)に分けて分析した。その結果,夜間睡眠中のaMT6s分泌量は,夜勤時の仮眠中より有意に多かった(p=0.007)。しかしながら,仮眠時刻条件間のaMT6s分泌量や交互作用に有意差は示されなかった。そこで仮眠を仮眠時間,仮眠開始時刻を考慮して分析したが,いずれも有意差が示されなかった。これらのことから,一般に16時間夜勤を行っている看護師が取る120分の仮眠のaMT6s分泌量は,夜間睡眠に及ばないものの,どの時刻帯に取っても変わらないことが明らかになった。(表1,図4)</p>

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