Pseudodactylogyrus spp.のウナギ寄生に対する高水温処理の効果

書誌事項

タイトル別名
  • Efficacy of High Water Temperature Treatment against Pseudodactylogyrus spp. Infection in Japanese Eel
  • Pseudodactylogyrus spp ノ ウナギ キセイ ニ タイスル コウスイオン ショリ ノ コウカ

この論文をさがす

抄録

養鰻池水中のシュードダクチロギルス(Pd)の浮遊卵数は,夏季に水温32℃以上では減少した。秋季,水温が30℃以下に低下すると,卵数は増加して最高に達したが,冬季には減少した。そこで,飼育水温とPd寄生との関係を実験的に調べたところ,寄生数は,水温29℃では20日間ほぼ一定であったのに対し,32℃では徐々に減少し,35℃では5日間で虫体はほぼすべて脱落した。35℃で5日間の昇温飼育は養殖場で発生した本病に対して治療効果を示した。

収録刊行物

  • 魚病研究

    魚病研究 44 (3), 133-138, 2009

    日本魚病学会

参考文献 (27)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ