哺乳類化石の変遷から見た日本列島と大陸間の陸橋の形成時期

書誌事項

タイトル別名
  • The stages of land bridge formation between the Japanese Islands and the continent on the basis of faunal succession
  • ホニュウルイカセキ ノ ヘンセン カラ ミタ ニホン レットウ ト タイリク カン ノ リッキョウ ノ ケイセイ ジキ

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抄録

日本の鮮新・更新統から産出する長鼻類化石各種の出現年代を,最近の知見に基づいて整理し,大陸産の関係の深い種の産出層準と比較することで,日本列島と大陸の間に陸橋が形成された時期を推定した.西方ルート(東シナ海あるいは黄海経由)が形成された時期は,中新世/鮮新世境界付近,120万年前,63万年前,43万年前と考えられる.このルートの陸橋は,鮮新世中頃にも存在した可能性がある.また最終氷期の初期には,北方ルート(大陸—サハリン—北海道)の陸橋が形成されたと考えられる.

収録刊行物

  • 第四紀研究

    第四紀研究 49 (5), 309-314, 2010

    日本第四紀学会

被引用文献 (13)*注記

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参考文献 (30)*注記

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