西南日本における鮮新—更新世内陸盆地発達史の再検討

書誌事項

タイトル別名
  • The tectonic development of inland sedimentary basins in southwest Japan during the Pliocene to Pleistocene Epochs
  • 西南日本における鮮新-更新世内陸盆地発達史の再検討
  • セイナン ニホン ニ オケル センシン コウシンセイ ナイリク ボンチ ハッタツシ ノ サイケントウ

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説明

近畿地方以西の内陸域に分布する鮮新—更新世堆積物の年代と分布の特長についてレビューした.近畿中央部では,4.5 Ma頃から堆積盆地が形成されはじめ,100万年程度の間隔で隣接地への堆積場の移動が起こっていることが多い.一方,中国・四国・九州内陸域では,地層の分布は散在的で,また,古い地層を新しい地層が不整合に覆っている事例がしばしば見受けられる.どちらの地域でも,新しく定義された第四紀基底の年代である258万年前は,新しく堆積盆地が形成される時期,あるいは堆積場が大きく移動する時期のひとつに近い.

収録刊行物

  • 第四紀研究

    第四紀研究 49 (5), 323-329, 2010

    日本第四紀学会

被引用文献 (6)*注記

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参考文献 (51)*注記

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