PS検層による地盤のS波の減衰定数の評価に関する検討<br/>─鉛直アレー観測による減衰定数との比較─

書誌事項

タイトル別名
  • A study on estimation of near-surface attenuation of S-waves using PS logging method<br/>—Comparison with attenuation by vertical array records—
  • PS検層による地盤のS波の減衰定数の評価に関する検討 : 鉛直アレー観測による減衰定数との比較
  • PSケンソウ ニ ヨル ジバン ノ Sハ ノ ゲンスイ テイスウ ノ ヒョウカ ニ カンスル ケントウ : エンチョク アレー カンソク ニ ヨル ゲンスイ テイスウ ト ノ ヒカク
  • A study on estimation of near-surface attenuation of S-waves using PS logging method<br/>&mdash;Comparison with attenuation by vertical array records&mdash;

この論文をさがす

説明

原位置の計測から地盤のS波の減衰定数を合理的に評価する方法を検討するため,ほぼ水平な地質構造を持つ第四紀地盤テストフィールドにおいて,PS検層 (ダウンホールPS検層) に基づく減衰定数の評価に関する実証試験を行った。実証試験では,主として鉛直アレー観測による減衰定数の評価結果に対比させる形でPS検層の適用性を検討した。その結果,両手法から評価されるS波の減衰定数は,PS検層が適用対象とするおよそ10 Hzより高周波数側でほぼ一致し,評価手法の違いによる差はほとんどないことが示された。PS検層で得られるやや高周波数領域におけるS波の減衰定数を基に,周波数一定型の減衰定数の関数モデルを付与することにより,精度の高い地震動評価ができることが期待される。<br>

収録刊行物

  • 物理探査

    物理探査 66 (3), 153-165, 2013

    社団法人 物理探査学会

参考文献 (14)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ