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- 渡辺 俊樹
- 名古屋大学大学院環境学研究科附属地震火山・防災研究センター
書誌事項
- タイトル別名
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- A review on the application of seismic refraction survey to earth science studies in Japan
- クッセツホウ ジシン タンサ ノ チキュウ カガク ブンヤ ニ オケル テキヨウ
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説明
屈折法地震探査は,土木・建設,環境・防災などの工学的分野において地盤調査手法として広く採用されているのみならず,地球科学分野においても地殻構造の解明を目的として数多くの調査に適用されてきた。本稿では,我が国で,主として陸上で実施された地球科学分野における屈折法地震探査の調査の目的と調査仕様,その成果についてレビューする。我が国の地殻構造探査は1950年代に始まり,日本列島下の地殻構造を徐々に明らかにしてきた。1990年代以降は探査技術の進展により反射法が主体となったものの,屈折法は依然として大規模構造探査に用いられている。日本列島の島弧地殻の形成や発達を解明するための大規模地殻構造調査,防災も含めた大都市圏の基盤構造や地震活動や地殻変動現象を解明するための特定地域の重点的調査,および,火山活動を理解し予測するための火山体構造探査が成果を上げている。<br>
収録刊行物
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- 物理探査
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物理探査 63 (4), 281-288, 2010
社団法人 物理探査学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206496510080
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- NII論文ID
- 10029436958
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- NII書誌ID
- AN10028069
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- ISSN
- 18814824
- 09127984
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- NDL書誌ID
- 10972430
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可