三陸海岸北部における遷急点を伴う河床縦断形の中期更新世以降の変化

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タイトル別名
  • Dynamics of longitudinal river profiles associated with knickpoints since the Middle Pleistocene on the northern Sanriku Coast, NE Japan
  • サンリク カイガン ホクブ ニ オケル センキュウテン オ トモナウ カショウ ジュウダンケイ ノ チュウキ コウシン セイ イコウ ノ ヘンカ

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説明

三陸海岸北部において中期更新世以降の海成段丘群を横断する12本の河川群を対象に,高精度数値標高モデルを用いて河床縦断形と河川遷急点を記載した.9本の河川の最下流部は直線的で河床勾配が大きな区間をなし,その上流端に顕著な遷急点が発達する.河床縦断形と地形配列の特徴から,これらの遷急点は海成段丘の形成に伴って発生し,岩盤河川の下刻によって上流側に移動していると推定した.遷急点の発生地点を特定するための遷急点移動モデルを構築し,遷急点が発生した海食崖とその形成時期を推定した.これらの遷急点の平均後退速度は5m/kyと見積もられた.

収録刊行物

  • 第四紀研究

    第四紀研究 54 (3), 113-128, 2015

    日本第四紀学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (24)*注記

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