強風時における変動風速の水平方向の空間相関

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  • Horizontal Space Correlations of Velocity Fluctuations during Strong Winds

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水平距離が190m以内の一直線上に配置された高さ40mの5基の鉄塔の頂上の風車型風向風速計で得た強風時の風速記録をもとにして,変動風速の空間相関係数を求めた。空間相関係数は距離の増加とともに近似的には指数関数的に減少する。最大距離190mにおいても,空間相関係数の多くは零とならない。風向に対して横方向の積分スケールは約60mであり,風向方向のものはその2.5~4倍であった。また,狭い波数帯の変動に関する空間相関係数および積分スケールを求めた。波数の逆数が500m以下の変動に関しては,積分スケールは,大略,波数の逆数に比例する。風速測定線と風向が直角でない場合に,乱渦の輸送速度について考察した。

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