北太平洋における海面水温と大気海洋間熱フラックスの偏差の静的な関係

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書誌事項

タイトル別名
  • Static Relationship between Anomalies of SSTs and Air-Sea Heat Fluxes in the North Pacific
  • 北太平洋における海面水温と大気海洋間熱フラックスの偏差の静的な関係〔英文〕
  • キタ タイヘイヨウ ニ オケル カイメン スイオン ト タイキ カイヨウカン

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説明

北太平洋における海面水温と大気海洋間の熱交換量の間の静的な関係を、COADSから求めた1951年から1990年までの40年間のそれぞれのデータセットを用いて検討した。年間を通して低緯度海洋では、海洋の熱獲得量(下向き熱フラックス)は海面水温偏差と負の相関を持つ。すなわち、海面水温偏差が負(正)のときは、海洋はより多く(少なく)熱を獲得している。これに反して、冬季や春季の中緯度海洋では、海洋の熱獲得量は海面水温偏差と正の相関を持つ。すなわち、海面水温偏差が正(負)のときは、海洋はより多く(少なく)熱を獲得している。また、海面水温偏差と海洋の熱放出量との関係も調べた。状況は、上記の海面水温偏差と海洋の熱獲得量との関係と、ほほ完全に逆であることが分かった。

収録刊行物

  • 気象集誌. 第2輯

    気象集誌. 第2輯 73 (3), 757-763, 1995

    公益社団法人 日本気象学会

被引用文献 (8)*注記

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参考文献 (15)*注記

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