苫小牧工場抄紙機省エアーの取組

書誌事項

タイトル別名
  • The Air Saving Measure of Paper Machine at Tomakomai-Mill
  • トマコマイ コウジョウ ショウシキショウ エアー ノ トリクミ

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抄録

抄紙工程における水・エアー等のユーティリティはこれまで安定供給が最優先され,一般的にある程度の余裕を見込んだ能力設計がなされているものと考える。<BR>今回,苫小牧工場にて抄紙機省エアーの取組を行うにあたり,「状況に応じて・必要な箇所に・必要な圧力を・必要な流量で」供給するという基本姿勢に立ち,従来の発想からの転換をポイントに対策を行った。<BR>その過程においては,ソフトニップカレンダー制御エアー圧の低下によるカレンダー分離,エアー圧低下によるエアシリンダー作動不良など,いくつかのトラブルも発生したが,都度原因の究明と対策による改善を図り問題を解決することができた。<BR>その結果,大規模な設備停止を伴わずに定格125kWレシプロコンプレッサーの常時1台停止することが可能となり,大きな成果を上げることができた。<BR>本稿では,省エアーに向けた具体的な取組事項とその際生じた問題点,問題を克服すべく行った対策事項について報告する。

収録刊行物

  • 紙パ技協誌

    紙パ技協誌 68 (6), 621-624, 2014

    紙パルプ技術協会

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