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- 宇田 栞
- リンテック株式会社 三島工場 工務部
書誌事項
- タイトル別名
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- Efforts for Reduction of Energy Consumption
- エネルギー シヨウリョウ サクゲン エ ノ トリクミ
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抄録
近年,大胆な金融政策など三つの政策から成るアベノミクスにより景気回復の兆しが見えてきた。しかし,2011年の東日本大震災以降,原子力発電所停止の影響を受け電力単価の値上げだけでなく円安により原燃料であるLNGなどの単価も高騰しており,工場におけるエネルギーコストは増大する一方である。<BR>そこで,当工場は電力使用量削減のため,デマンド監視システムを導入したほか「コンプレッサーの運転管理」や「エア系統の見直し」及び「見える化によるムダ発見」に関して特に注力し活動してきた。また,省エネベルトの導入やマシン停止時は周辺機器を停止するなど,地道な活動の積み重ねにより着実に成果が得られている。<BR>その結果,3年間で契約電力を350kW下げることに成功した。<BR>また,排熱(フラッシュ蒸気)を回収し昇圧する圧縮装置を導入することで工場内に捨てられていたフラッシュ蒸気を元のプロセスラインに戻せるようになった。それにより,ボイラーからの供給蒸気量が減少した。さらにドライヤーフードの改造や保温の強化を図ることにより原油換算にして2.4kl/月の省エネルギー効果を得られている。<BR>その他にも,調成工程の見直しを行うことでパルパーの離解時間を短縮することができた。さらに,工場内のエネルギー調査結果より離解方式による消費電力の違いを発見し,省エネルギータイプの離解機を導入した。見直し前後で約20,000kWh/月(原油換算で5.1kl)の削減実績を得られている。<BR>そこで,本稿では近年実施してきた上記の活動及び事例に関する詳細について紹介する。
収録刊行物
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- 紙パ技協誌
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紙パ技協誌 68 (7), 711-716, 2014
紙パルプ技術協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206519329408
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- NII論文ID
- 130004695737
- 40020141029
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- NII書誌ID
- AN00379952
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- ISSN
- 18811000
- 0022815X
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- NDL書誌ID
- 025618055
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可