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- 古川 朋史
- 三菱製紙株式会社 八戸工場 技術部 技術グループ
書誌事項
- タイトル別名
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- An Operating Experience of Partial Borate Autocausticizing
- ホウ サンエン ブブン ジドウ カセイカ ノ ソウギョウ ケイケン
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抄録
ホウ酸塩部分自動苛性化は,石灰による苛性化の一部をホウ酸塩自動苛性化に置き換える技術である。具体的には,ホウ酸塩を回収系に添加することによって,回収ボイラーにおいて炭酸ナトリウム(Na2CO3)の脱炭酸反応を起こす。これによって,スメルト溶解の段階で苛性ソーダを得ることができる。<BR>ホウ酸塩は水溶性であるため,添加されたホウ酸塩はクラフト・回収系内を循環し,苛性ソーダを産生し続ける。これが自動苛性化と言われる所以である。<BR>八戸工場では,2010年3月から2011年3月にかけて回収系内にホウ酸塩を添加し,ホウ酸塩部分自動苛性化による操業を約1年間行った。<BR>自動苛性化率は最高で10%に達し,目標としていた5%の白液増産を達成することができた。<BR>部分自動苛性化によって,白液単位生産量あたりの焼成石灰原単位を5~8%,キルン重油原単位を4~5%削減することができた。<BR>白液増産コストを購入生石灰による方法と比較したところ,ホウ酸塩部分自動苛性化は購入生石灰の約半分のコストで白液を増産できることが明らかとなった。
収録刊行物
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- 紙パ技協誌
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紙パ技協誌 67 (4), 384-387, 2013
紙パルプ技術協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206519530112
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- NII論文ID
- 10031160252
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- NII書誌ID
- AN00379952
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC3sXhtVGitLbN
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- ISSN
- 18811000
- 0022815X
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- NDL書誌ID
- 024633636
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可