高岡工場における省エネの取組みについて

書誌事項

タイトル別名
  • Activities for Energy Saving in Takaoka Mill
  • タカオカ コウジョウ ニ オケル ショウエネ ノ トリクミ ニ ツイテ

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抄録

<p>近年,原油価格の高騰や森林伐採,温室効果ガスによる地球温暖化などが進むなか,省エネ・省資源・CO2削減に努めている。当工場においても大きな課題となっており,省エネ活動を推進している。</p><p>当工場では省電力・省重油・節水の3項目を軸に省エネに取組んでいるが,どの項目においても年々目標の達成に苦労しているのが実情である。しかしながら,近年の省エネの取組みとして設備更新の際に設計などを見直し,高効率化を図れる新型の装置を種々の設備に導入することでドライヤーの乾燥効率改善や重油バーナーの燃料使用量低減などの成果を上げた。また,節水プロジェクトを立ち上げたことにより,従来の方法にとらわれず今までにない広い視野からフロー見直しや白水回収効率の改善に向けて取組んだ結果,2015年度に「目標達成率223%」と大きな成果を得た。</p><p>これらの過去2年間の取組みを通し,小さい実績でも積み重なれば大きくなること,また努力を惜しまない姿勢が成果につながることを実感した。これからは,新たなシステムを最大限に活かして職場間の壁を取り払い,今までにない様々な角度から広い視野で省エネ活動に取込むことが必要だと考えている。</p>

収録刊行物

  • 紙パ技協誌

    紙パ技協誌 71 (7), 737-743, 2017

    紙パルプ技術協会

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