一般産業界における音に関しての考察 Part VI

書誌事項

タイトル別名
  • For Sound or Noise in Industrial World Part VI
  • 一般産業界における音に関しての考察(Part 6)トラブルフリーオペレーションの一環として
  • イッパン サンギョウカイ ニ オケル オト ニ カンシテ ノ コウサツ(Part 6)トラブルフリーオペレーション ノ イッカン ト シテ
  • -It Thinks about the Noise as Part of T. F. O from SKF-
  • ―トラブルフリーオペレーションの一環として―

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説明

製紙工場内に入るとさまざまな「音」が聞こえてくる。一言では言い表せない複雑な「音」だ。工場見学などで生まれてはじめて工場内に入った人にはその「音」は騒音に聞こえる。しかし,働いている人はその騒音に似た「音」に次第に慣れ,次にその「音」が当たり前になり,「音」があるのが当然のようになる。工場の一斉メンテナンス時などの休転時に工場内に入るとその当たり前の「音」がなく,意外な静けさにびっくりする。修繕の「音」はあちらこちらで聞こえるものの操業中の「音」とはまったく違う。その「音」は工場全体には響かず断片的で,発生時間や音量も限られたものである。<BR>工場内での「音」は何が原因だろうか?,何が発生原因だろうか?,その「音」は必要なものなのか?,それらの「音」は必要であるために発せられた「音」ではない。紙という製品を製作するために機械を運用(運転)すると必然的に発生する。その「音」は工場内いっぱいに満ちて中にいる人間を包み込む。工場内のいたるところへ伝わり,ある部位では人の声をかき消すほどの「音」になり会話ができない場所もある。<BR>その必然的に発生している「音」について考えてみたいと思う。

収録刊行物

  • 紙パ技協誌

    紙パ技協誌 68 (2), 157-161, 2014

    紙パルプ技術協会

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