-
- 田中 潤治
- 川崎化成工業株式会社 キノン営業部
書誌事項
- タイトル別名
-
- Cooking Additives for Kraft Pulping
- クラフトパルプの蒸解助剤について : SAQが使い続けられている理由
- クラフトパルプ ノ ジョウカイ ジョザイ ニ ツイテ : SAQ ガ ツカイ ツズケラレテ イル リユウ
- ―SAQ®が使い続けられている理由―
- -The Reasons Why SAQ® Has Been Used for Years-
この論文をさがす
説明
クラフトパルプ工場においてパルプを効率的に製造することは,パルプ増産や蒸解薬品の削減に伴うコスト削減だけでなく,環境保全および化石資源や森林資源を有効に利用する観点からも大変重要である。クラフトパルプの収率を向上させる技術として,蒸解助剤が用いられている。現在も用いられているものとして,ポリサルファイドとキノン化合物(SAQ®やAQ),界面活性剤が挙げられる。<br>特にSAQは,国内のクラフトパルプ工場において1976年から使われ続けている。その理由として,原料チップへの浸透性の良さ,パルプ化工程において様々な派生効果が得られること,全ての樹種に適用可能であることが挙げられる。そして,弊社が長年にわたってSAQの効果的な使用方法や様々な問題解決を提案し続けてきたことも,SAQをお使い戴いている理由の一つなのではないかと考えている。
収録刊行物
-
- 紙パ技協誌
-
紙パ技協誌 69 (8), 815-818, 2015
紙パルプ技術協会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001206520784128
-
- NII論文ID
- 130005105634
-
- NII書誌ID
- AN00379952
-
- ISSN
- 18811000
- 0022815X
-
- NDL書誌ID
- 026636252
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可