技術士(森林部門―科目林産)存続の危機
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- 根橋 達三
- 公益社団法人日本技術士会
書誌事項
- タイトル別名
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- The Crisis of Continuing to Exist Professional Engineer, Japan (PE. Jp), Optional Subject-Forest Products
- -Recommendation of Taking PE. Jp Examination-
- ―技術士受験の薦め―
抄録
1.我が国の技術士制度は,「科学技術に関する技術的専門的知識と高等の応用能力及び高い技術者倫理を備えた,優れた技術者の育成」を目的とし,国による技術者の資格認定制度である。<BR>技術士の業務は,計画,研究,設計,分析,試験,評価又はこれら指導の業務とされ,対象とする技術部門は,機械,電気・電子,化学,建設,農業,森林,水産,環境,原子力・放射線,総合技術監理等の21部門から成り立っている。<BR>2.技術士になるためには,技術士第一次試験及び第二次試験を合格する必要があり,第二次試験は技術部門ごとの複数の選択科目(森林部門の場合は林業,森林土木,林産,森林環境の4つ)の中から,あらかじめ選択する1つの選択科目について行われる。<BR>3.技術士の中で紙パルプ業界に関係の深い森林部門の選択科目である「林産」の受験者はわずか4人であり,文部科学省が少数の受験科目は廃止とするという検討の中で,選択科目「林産」はこのまま推移すれば廃止・消滅の危機にある。<BR>4.選択科目「林産」の対象とする林産分野は,バイオマスエネルギー,木材の高度利用等,今後,新たな開発,改善の要素が大いに見込まれ,専門の知見を持つ技術者の必要性が高い。<BR>5.技術士「林産受験」のメリットとして,企業にとっては,企業全体としての技術力,資質の向上,技術者本人にとっても(1)技術力の向上,(2)ビジネスチャンスの拡大,(3)技術者倫理の向上が図られる。<BR>6.技術士試験はそれほど難しいものではなく,技術力向上,紙パルプ業界の発展に資するという観点からも技術士試験にトライして頂くようお願いしたい。
収録刊行物
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- 紙パ技協誌
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紙パ技協誌 68 (5), 536-540, 2014
紙パルプ技術協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206520906624
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- NII論文ID
- 130004678848
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC2cXht1ahsL%2FI
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- ISSN
- 18811000
- 0022815X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可