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- 田原 基学
- 横河電機株式会社 IAプラットフォーム事業本部 P&Wソリューション部
書誌事項
- タイトル別名
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- Benefits of Introducing Optical Caliper Sensor
- オプティカルキャリパケイ ノ ドウニュウ コウカ
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説明
紙の品質をオンラインで測定・制御するB/M計は,多種類のセンサをラインアップに揃えているが,その中でキャリパセンサは紙匹を上下から検出素子で挟み込む必要があった。そのため,紙匹への穴あけや光沢痕の形成等に至る原因になることが,しばしば問題視されてきた。この問題を解決するため,空気浮上式やレーザー光などを用いた非接触式キャリパ計も開発されたが,いずれも紙の品質管理の上で必要とされる測定精度を満足することができなかった。<BR>そこで横河電機は共焦点測距技術を応用した光学式キャリパ計(Optical Caliper計,以下OC計)を製品リリースした。本センサは日本で2008年1月にフィールドテストを実施して以来,多くのユーザーに導入されている。現在,OC計を設置した全ての新聞用紙マシンと白板紙マシンにおいてOC計によるキャリパ幅方向制御が投入され,目玉欠点ゼロ,光沢痕ゼロ,カールによる断紙ゼロを実現し,キャリパ幅方向制御が連続で投入されている。<BR>本報では,キャリパ測定の歴史,OC計の測定原理,そのチューニング手法,および,新聞用紙と白板紙を例にOC計の導入効果について紹介する。
収録刊行物
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- 紙パ技協誌
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紙パ技協誌 67 (1), 33-38, 2013
紙パルプ技術協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206520934784
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- NII論文ID
- 10031141116
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- NII書誌ID
- AN00379952
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC3sXitVCitbs%3D
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- ISSN
- 18811000
- 0022815X
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- NDL書誌ID
- 024210415
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可