書誌事項
- タイトル別名
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- Latest Technology of QCS Caliper Sensor
- QCS キャリパーケイ ノ サイシン ギジュツ
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抄録
抄紙プロセスにおいて,紙厚管理は,最重要課題の一つである。従って,オンラインにて品質を測定するQCSにとって,キャリパー計は重要かつ不可欠なセンサである。しかし,従来の両面接触式キャリパー計では,紙の両面を挟み込んで紙厚を測定するため,穴や傷などの紙面へ与える影響の問題,接触子の磨耗や汚れによる測定精度の悪化の問題があり,長年に渡り測定方式の改善を要求する声が多かった。QCSメーカー各社は,これらの問題を解決するため,光学原理を応用して紙を挟まなくても測定ができる非接触式キャリパー計のリリースを開始し,国内におけるQCSの実績が多い横河電機も新型キャリパー計を発表した。それは,共焦点光学系及び光の色収差を応用して紙厚を測定する光学式キャリパー計(Optical Caliper計,以下OC計)であり,紙面へのマーキングや傷,センサ接触子の磨耗や汚れの堆積など保守上の問題を改善することが期待できる。<br> 本稿では,横河電機製OC計を石巻工場の最新鋭マシンである,N6M/CのQCSへ導入したので,その経緯と測定状況について報告する。
収録刊行物
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- 紙パ技協誌
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紙パ技協誌 65 (3), 232-236, 2011
紙パルプ技術協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206521053056
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- NII論文ID
- 10027793043
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- NII書誌ID
- AN00379952
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC3MXjvVGqurs%3D
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- ISSN
- 18811000
- 0022815X
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- NDL書誌ID
- 11016433
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可