二重管法を用いた物質関数の測定法の理論

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  • 2ジュウカンホウ オ モチイタ ブッシツ カンスウ ノ ソクテイホウ ノ リロン

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二重管流動を用いた物質関数の測定法を理論的に考察した。二重管流動における測定可能な量は円管流動に比べて1個だけ多いので, 原理的には, 3個の物質関数を二重管流動のみで求めることができる。二重管流動の数学的取扱いにおいて円管流動と異なる重要な困難さがある。すなわち, せん断応力と半径方向距離との関係が, 壁面せん断応力をτR, 半径γの位置のせん断応力をτで表わすとしてγ=gR) ×f (τ) の形で表現できないことである。この報告では, この関係をγ=gR) ×f (τ) の形式で近似する。数学的演算の結果, 第一種法線応力差と第二種法線応力差の和が出口圧から得られ, 第二種法線応力差は内外筒の差圧から得られた。

Journal

  • Kobunshi Kagaku

    Kobunshi Kagaku 29 (330), 700-703, 1972

    The Society of Polymer Science, Japan

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