ポリアクリル酸メチルのケン化速度に及ぼす塩基の種類の影響

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  • ポリアクリルサン メチル ノ ケンカ ソクド ニ オヨボス エンキ ノ シュルイ ノ エイキョウ

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異なる立体規則性をもつポリアクリル酸メチル (PMA), グルタル酸ジメチル (DMG) およびコハク酸ジメチル (DMS) を, アセトン-水混合液 (容積比で3: 1) 中で種々の塩基を用いてケン化した。この反応の初速度定数 (k0) および自己触媒的加速効果は塩基の種類に依存した。DMGとDMSのケン化においては, k0の順序はLiOH≅NaOH≅KOH≅CsOH< (n-C4H9) 4 NOH, 加速効果のそれはLiOH>NaOH>KOH>CsOH> (n-C4H9) 4NOHであった。PMAのケン化においては, k0の順序はDMGのケン化の場合と同じであるが, 加速効果はNaOH>LiOH>KOH>CsOH> (n-C4H9) 4NOHの順序であった。これらの結果を基質と塩基との相互作用に基づいて考察した。

Journal

  • Kobunshi Kagaku

    Kobunshi Kagaku 30 (333), 18-22, 1973

    The Society of Polymer Science, Japan

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