アイソタクチックポリスチレンのプロトン化学シフトの理論的研究

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タイトル別名
  • アイソタクチックポリスチレン ノ プロトン カガク シフト ノ リロンテキ ケンキュウ

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説明

31らせんを有するアイソタクチックポリスチレンの主鎖αおよびβプロトン, 側鎖フェニル基のオルト, メタ, パラプロトンのすべてにつき環電流効果とC-C軸およびC-φ (フェニル基) 軸の磁気異方性効果の寄与を11個のモノマー単位から成る連鎖について計算し, 実測値と比較した。ΔxC-C=8.0×10-30cm3esuおよびΔxC-φ=13.0×10-30cm3esuの場合が実測値との一致はよい。βプロトンのうちsynプロトンはantiプロトンよりも高磁場にシフトする。主鎖C-C軸のまわりの回転角への依存を調べると理想的31らせん (0°, 120°) が最もよい結果を与える。側鎖ベンゼン環の回転角への依存はいちじるしくはないが, 主鎖に垂直のモデルは適当である。

収録刊行物

  • 高分子化學

    高分子化學 30 (333), 5-12, 1973

    公益社団法人 高分子学会

被引用文献 (1)*注記

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