ナイロン6プラスチックの平面曲げ疲労の<I>S</I>-<I>N</I>関係への核生成理論の適用

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  • ナイロン 6 プラスチック ノ ヘイメン マゲ ヒロウ ノ S-N カンケイ エ ノ カク セイセイ リロン ノ テキヨウ

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ナイロン6プラスチックの平面曲げ疲労による応力-くり返し数の関係を主き裂の発生段階と破壊に至る段階について求めた。主き裂の発生は, 顕微鏡による観察の結果, 試験片側面から生じるものが多く, 応力振幅との間にはくり返し数を対数で表示した関係でほぼ直線的であることがわかった。一方疲労破壊に関するS-N関係では応力振幅が4kg/mmmm2付近を境として高応力側と低応力側とで曲線の傾斜が異なり, 前者は後者より急な傾向である。<BR>疲労破壊の全過程に対するS-N関係を核生成論から導き, 繊維状高分子材料に利用した横堀-D. Prevorsekらの理論をナイロン6プラスチックのくり返し曲げによる疲労試験に適用し, 実験値と比較した結果低応力振幅の領域で一致することがわかった。

Journal

  • Kobunshi Kagaku

    Kobunshi Kagaku 30 (339), 395-400, 1973

    The Society of Polymer Science, Japan

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