放射性同位体を利用した末端基分析による重合機構の解析

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  • ホウシャセイ ドウイタイ オ リヨウ シタ マッタンキ ブンセキ ニ ヨル ジュウゴウ キコウ ノ カイセキ

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説明

トレーサー法および放射化分析による高分子の末端基分析について, 測定原理, 実験法, 問題点および応用などについて概説した。トレーサー法では放射性炭素14Cからの低エネルギーβ線を, また, 放射化分析では放射性塩素38Clからのγ線を利用する高分子の末端基定量を, ハロゲン化溶媒中のラジカル低重合反応と, スチレンと無水マレイン酸の交互共重合反応を例として論じた。高分子末端に導入される開始剤切片14C濃度から開始機構を, また重合体末端の塩索を (n, γ) 反応で放射化して定量し, 移動および停止機構を解明した。

収録刊行物

  • 高分子化學

    高分子化學 29 (326), 353-361, 1972

    公益社団法人 高分子学会

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