<I>n</I>-ペンタンおよび<I>n</I>-ドコサンのα-クロルナフタリン溶液のNMRスペクトル

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  • n-ペンタン オヨビ n-ドコサン ノ アルファ-クロルナフタリン ヨウエキ ノ NMR スペクトル

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α-クロルナフタリン (α-CINap) 中のn-ペンタンのCH3とCH2間の化学シフトδCH3-CH2の温度変化は屈曲点をもつ直線を示し, 40℃以上での勾配はneatのと似てるが, 40℃以下では急な勾配を示した。δCH3-CH2の温度変化からトランスとゴーシュのエネルギー差を計算すると約1500cal/molになり, 40℃以下ではneat中より伸びた形をとりやすいことがわかった。α-CINap中のn-ドコサンのCH2ピークは2本にわかれ, 高温で高磁場と低磁場のピーク間のシフト差は小さくなり, また低および高磁場のピーク強度がそれぞれ増加および減少することがわかった。これらは, 分子鎖中にα-CINap分子により運動が強く束縛された部分と比較的弱く束縛された部分があると考えて説明した。

Journal

  • Kobunshi Kagaku

    Kobunshi Kagaku 29 (325), 306-309, 1972

    The Society of Polymer Science, Japan

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