芳香族ポリアミドの固相重縮合

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  • ホウコウゾク ポリアミド ノ コソウジュウ シュクゴウ

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芳香族ポリアミドの固相重縮合について検討した結果, 減圧下に加熱することにより, 顕著な着色を伴わずに重縮合反応が進行することが見いだされた。ナイロン6Tで得られたこの反応の活性化エネルギーは29.4kcal/molであり, それはナイロン66で得られた13.7kcal/molに比べてかなり高い。固相重縮合の反応性は, 分子鎖の易動性に対応して, 全脂肪族ポリアミド>脂肪族一芳香族ポリアミド>全芳香族ポリアミドの順に減少した。長時間あるいは高温で固相重縮合を行なうと, 橋かけの形成のために, 不溶性の重合物を生じた。

Journal

  • Kobunshi Kagaku

    Kobunshi Kagaku 29 (323), 159-163, 1972

    The Society of Polymer Science, Japan

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