未加硫天然ゴムの引張大変形挙動

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  • ミカリュウテンネン ゴム ノ ヒッパリ ダイヘンケイ キョドウ

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天然ゴム (NRと略す) のグリーンストレングスが高い原因を知るために, 0°から60℃, 伸長速度1/6から1/3000sec-1での応カーひずみ曲線と線形粘弾性の関係を検討した。NRについて, カーボンブラックを40phr以下含む系の応力-ひずみ曲線は, ひずみのみの関数g (ε) と線形粘弾性で決まる時間のみの関数f (t) の積の形で表わされる。純ゴム系では, g (ε) は温度によらず, 合成シス-1, 4-ボリイソブレン (IRと略す) の結果と一致する。したがって, NRとIRの応力-ひずみ曲線の差は, 線形粘弾性の違いによると考えられる。カーボンブラックを含む系では, NRのg (ε) は温度依存性を示し, 30℃で伸長結晶化の影響が考えられる。

Journal

  • Kobunshi Kagaku

    Kobunshi Kagaku 29 (329), 619-624, 1972

    The Society of Polymer Science, Japan

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