第1アミンによるDL‐アラニンNCAの立体特異性重合機構

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  • ダイ1 アミン ニ ヨル DL-アラニン NCA ノ リッタイ トクイセイ ジュウゴウ キコウ

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第1アミンによるDL-アラニンNCAの重合において, ジオキサンと構造的によく似ているジメトキシエタン中で立体特異性の優れたポリマーが得られること, 重合系に少量のα-ピロリドンを添加することによって得られるポリマーの立体特異性は大幅に低下することなどが分かった. これらの結果および前報の結果より第1アミンによるDL-アラニンNCAの立体特異性重合機構としては主としてヘリックスによるD, L-NCAの不整選択的取り込みが妥当であると考えられた. またその際生長末端と溶媒との水素結合に基づく相互作用が重要な役割を果していると推定した.

Journal

  • KOBUNSHI RONBUNSHU

    KOBUNSHI RONBUNSHU 31 (11), 701-707, 1974

    The Society of Polymer Science, Japan

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