高分子担持型機能性触媒の開発

書誌事項

タイトル別名
  • Polymer-supported Palladium Catalysts for Chemoselective Hydrogenation

抄録

活性炭を担体とするパラジウム炭素(Pd/C)触媒はさまざまな官能基に対する接触還元に汎用されている.しかし,分子内に複数存在する還元性官能基のうち特定の官能基のみを選択的に還元することは困難である.筆者らは絹より単離された天然ポリマーであるフィブロイン(Fib)と窒素性塩基を多数有する人工ポリマーであるポリエチレンイミン(PEI)にパラジウムを担持することで,アミンや硫黄化合物など触媒毒の添加を必要としない,すなわち,担体の物性に基づく官能基選択的接触還元触媒(それぞれ Pd/Fib および Pd/PEI)を開発した.Pd/Fib を触媒とすると,分子内に存在する芳香族カルボニル基,ハロゲンおよび N-Cbz 保護基およびベンジルエステルを保持したまま,アルケン,アルキンおよびアジドの選択的還元が進行する.一方,Pd/PEI は従来法では困難であった一置換アルキンを含むアルキン類のアルケン類への選択的部分水素化を効率良く触媒する.本報ではこれら一連の触媒特性について概説する.<br>

収録刊行物

  • 高分子論文集

    高分子論文集 68 (5), 232-241, 2011

    公益社団法人 高分子学会

参考文献 (55)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001206525410816
  • NII論文ID
    130004489316
  • DOI
    10.1295/koron.68.232
  • COI
    1:CAS:528:DC%2BC3MXhtFSisL7F
  • ISSN
    18815685
    03862186
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ