共役高分子骨格の電荷輸送特性

  • 関 修平
    大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻 科学技術振興機構 PRESTO
  • 福松 嵩博
    大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻
  • 佐伯 昭紀
    大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Intra-Molecular Mobility of Charge Carriers along Conjugative Macromolecular Backbones
  • キョウヤク コウブンシ コッカク ノ デンカ ユソウ トクセイ

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説明

将来の有機電子用材料の本命として,共役骨格を有する高分子の可能性が指摘されて久しい.過去 30 年ほどの間にさまざまな骨格構造を有する共役高分子材料が開発され,今もなお,絶えず新しい共役骨格の提案がなされている.骨格構造の自由度に由来する高分子材料の優位性と,規則性骨格構造を極限とする電子特性の最適化は,一見相容れない概念とも見受けられる.高分子骨格の Conformation 自由度が,電子物性とのトレードオフにおいてどこまで許容されるのか,また共役骨格固有の電子物性はどこまで期待できるのかを予測するための物性評価法をベースに,共役高分子軸のもつポテンシャルと高分子骨格構造相関について議論する.<br>

収録刊行物

  • 高分子論文集

    高分子論文集 68 (2), 53-61, 2011

    公益社団法人 高分子学会

参考文献 (117)*注記

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